変化できる者が生き残るのだ。

雑記

「最も強い者が生き残るのではなく、賢い者が生き延びるのでもない。

                      唯一生き残る者は、変化できる者である」

進化論で有名なチャールズ・ダーウィンの言葉と言われている名言ですが、変化のスピードの速い現代だからこそ、我々も変化に対応する力を育てていきたいと思い、改めて考えてみたいと思います。

この名言の出どころは正しくはダーウィン本人が言ったわけではないという説もありますが、今回は、誰の言葉か?進化論とは何か?ではなく、この言葉の奥深さを改めて考えてみたいと思います。

化石を目指すの?

ドッグイヤーと言われる現代。”最新”は日々塗り替えられるといっても良いほどです。

変化のスピードの速さについていけていますか?

技術革新は必然的に我々の生活にも影響があり、スマホをいい例として、日々の生活のアレコレも利便性が増していますよね~。ありがたいことです。

で・す・が!

個人レベルでウエルカムな変化だけに気をとられていませんか?

世の中が凄いスピードで変わっているのであれば、

我々の意識、感覚も変化させ適応ていかなければ

あっ!という間に、時代に置いてけぼりにされるのも必然ですよね。

(私の個人携帯をスマホに変えたのはまだ1年前です…💦

化石を目指していたわけではないですが・・・なんとなく。)

企業も事業変化で生き残っている

大手企業も創業時の事業内容と、現在の主要事業が異なっている企業は沢山ありますが、2社ほどご紹介をしたいと思います。

富士フイルムホールディングス株式会社

社名のとおり、フィルムカメラを主力事業として1934年創業の企業。

カメラとフィルムが事業の柱でしたが、デジタルカメラの発売により、フィルムカメラの需要が落ち込む構図となりました。そこで、カメラ事業で培った技術を活かした事業転換を図り100年近く存続し、今では医療や化粧品分野などで名が知られていますね。

ブラザーグループ(ブラザー工業株式会社)

プリンターを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

ミシンの修理業として1908年創業の企業。ブラザー工業の前身となる「日本ミシン製造株式会社」は1934年設立。当初はミシンを取り扱っていましたが、1950年代にはミシン製造で培った事業を活かし、家庭用洗濯機の生産を、1960年代には事務機器、工作機械分野にも進出。

1995年には、SOHO(Small Office/Home Office)と呼ばれるワークスタイルに対応すべく、1台で複数の機能を持つ小型モノクロレーザー複合機の生産開始をしています。1980年代には通信カラオケシステムの販売も手掛けていたそうですが、いずれにせよ既存の技術転用と時代のニーズに応える姿勢で110年以上続いているわけですね。

企業存続のためには当然でしょ!と無粋な事を言ってはダメです。

企業オーナーも自分の人生オーナーも同じ。時代の流れを読むのは難しくても、変化を感じたら使えるリソースをうまく転用し、華麗な転身を遂げているからこそ長きにわたり存続していられるのだろうなと思う訳です。

変化を恐れるな!

人には体を一定の状態に維持しようとするホメオスタシス(恒常性)という働きが備わっています。

身体機能のみでなく、人には心理的ホメオスタシスも同時に備わっているように思います。

つまり、変化=危険と捉えている限り、できるだけ変化を避けようとしているわけです。

まぁ、確かに毎日毎日何が起こるか分からないという精神状態は非常に苦痛でしょうし、嬉しい変化であっても、変わることは大なり小なりストレスがかかると言われていますからね。

自分を苦痛やストレスにさらさせないように守るため無意識に変化を避けてしまいがちなのでしょうけれど、変化を避けては通れない時代であるのはもうすでに体感されてるところではないでしょうか。

まとめ

冒頭の名言は生物の進化についての見解だったのかもしれませんが、まさに我々が置かれているこの時代にぴったりの言葉だと思います。

「無くなる職業リスト」だとかが書籍や様々なメディアで書かれているとそりゃあ先行き不安にもなりますが、自分が変わりたくなくても、周囲の環境が変わっていくのは止められません。

だからこそ、変化への適応トレーニングとして、いつもと違う何かを日々実践するもよし、時代の流れを予測してスキルを備えるもよし。憂いたところで変化は止められません。

「柳に雪折れなし」でしなやかにいきたいものです。

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